ミノキシジルとは
ミノキシジルとは、世界的な製薬会社であるアメリカの「ファルマシア・アップジョン社」が開発した育毛剤。
血管拡張剤の一つであり、最初は、高血圧の経口薬として用いられていました。
ところが、ミノキシジルの副作用で多毛症になる患者が多かったことがヒントとなり、ミノキシジルは新たに育毛剤の用途として開発が進められるようになりました。
この結果、ミノキシジルは、米国のFDA(日本でいう厚生労働省)に世界で初めて正式に認可された育毛剤となります。
現在でも、FDAが認可している育毛剤は、ミノキシジルとプロペシアの二つだけです。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルは頭頂部の薄毛に多大な効果を発揮しますが、生え際やM字の薄毛には効果が期待できません。
効果に個人差はあるものの、ミノキシジルとプロペシアは現代科学では最高の発毛剤であり、効果の点では他の育毛剤と比べることはできません。
ただし、なぜミノキシジルが脱毛症の治療薬となり、効果を発揮するのかについての具体的な科学メカニズムは未だ不明のままです。
入手可能なミノキシジル製品
日本では、ミノキシジルを1%含有した「リアップ」があります。日本では、大正製薬以外にミノキシジルの販売権を取得しているところはないため、リアップが唯一の日本産ミノキシジル製剤となります。
ただし、含有量は1%と濃度が低いため、より高い濃度を持つロゲイン(5%)への注目が高い傾向にあります。
ロゲインはアメリカの育毛剤であるため、個人輸入代行業者を通してしか入手できません。
さらに、現在ではよりミノキシジル濃度の高いザンドロックス(15%)があり、上級者向けの育毛剤として人気を集めています。
あるいは、より頭皮への浸透力が高いスペクトラルDNCといった育毛剤も人気が高いです。
しかし、おそらく最も効果が高いと思われるのは、ミノキシジルタブレットでしょう。ミノキシジルの飲む育毛剤タイプですが、発毛効果がきわめて高い反面、副作用がより顕著であると言われています。
ミノキシジルの副作用
プロペシアの副作用は軽微であり、ほとんどの方が何も感じませんが、ミノキシジルの副作用はより強い傾向にあります。
最も多いミノキシジルの副作用は頭皮のかゆみです。アレルギーによって炎症を起こす方もおり、この場合、発疹やかぶれ、ふけ症といった副作用が生じることがあります。
また、ミノキシジルは本来高血圧用の治療薬であるため、ミノキシジルを使うことで低血圧になる方もおられます。
その他、日中の眠気や頭痛、性欲減退、体重の増加、むくみなどに加えて、胸の痛み、動悸などといった心臓や血管に関係した副作用が確認されています。
ミノキシジル使用により副作用が生じた場合は、ただちに医師に相談するようにしてください。ちなみに管理人は、ロゲインを数年間使用しましたが、何の副作用もありませんでした。
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