ロニテンの効果と副作用

ロニテン

ロニテンとは、有効成分ミノキシジルの経口薬（飲む錠剤タイプのミノキシジル）で、頭頂部や生え際の発毛に効果を発揮する育毛剤です。

もともと、ロニテンは血圧降下剤として開発されたのですが、その副作用として発毛作用が確認されて以降、育毛目的で購入される方が増えるようになりました。

AGA（男性型脱毛症）の正式な治療薬ではないといえ、外用の育毛剤に比べて発毛効果が高いため、ロニテンの人気はひじょうに高いものとなっています。

通常、塗布タイプのミノキシジルは、AGA特有の頭頂部の薄毛に効果を発揮し、発毛させる作用を持ちます。

しかし、ロニテンのような内服タイプのミノキシジルは、頭頂部の発毛のみならず、生え際やM字部の発毛にも効果が期待できます。

ロゲインやリアップのように外から働きかけるミノキシジルよりも、ロニテンのように内から働きかけるミノキシジルほうが、遙かに成分の吸収率が高く、発毛効果が高いのです。

ロニテンが塗布タイプのミノキシジルよりも発毛効果が高い一方、それだけ身体にかかる負担も強くなることを覚えておく必要があります。

副作用の可能性やリスクが高まり、例えば体毛全体が濃くなるという事例はしばしば見受けられます。

また、ミノキシジルに対するアレルギーのある方、心臓・腎臓・肝機能に障害のある方、人工透析を受けている方は、ロニテンを服用できません。

未成年者や女性の方も同様にロニテンを使用できません。

その他、高齢の方、高血圧・低血圧の症状が見られる方なども、ご自身の判断だけで使用した場合、発毛効果以外の予期せぬ身体的弊害や副作用を招きかねません。

ロニテンは日本国内では医師の処方箋が必要な医薬品ですので、ご使用にあたってはご自身の責任において、医師または薬剤師の指示のもとで必ず使用するように注意してください。