デュタスとは
デュタスは、インドの製薬会社『Dr.Reddy's Laboratories』が製造・販売しているアボダートのジェネリック医薬品です。
有効成分もその含有量もアボダートと変わりませんが、後発品であるがゆえにアボダートより安価で購入できるというメリットがあります。
具体的な平均相場としては、オリジナルの『Glaxo Smith Kline』社製アボダートが30錠(1ヶ月分)で11000円前後であるのに対し、デュタスは同量でその半額以下の約4500円とかなりの激安になっています。
デュタスの効果
デュタスの有効成分『デュタステリド』は、プロペシアやプロスカーなどに含まれる有効成分フィナステリドよりも強力な効果を持つことで知られています。
AGA(男性型脱毛症)の主原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害するという点では同じですが、大きな違いは、DHTを生成する酵素「5α-リダクターゼ」への作用にあります。
5α-リダクターゼはテストステロンをDHTに変換する作用を持つ酵素ですが、そのタイプはⅠ型とⅡ型にわかれています。
フィナステリドは、このうちⅡ型にしか作用しませんが、デュタステリドはⅠ型とⅡ型のどちらにも作用し、血中のDHT濃度を低下させる効果に優れています。
この違いにより、デュタステリドは少量でも高い抜け毛予防効果を発揮するという特徴を持ち合わせています。
アボダートの臨床研究では、0.5mgの使用で54%の人の血中のDHT量が減少。さらに2.5mgの使用では82%の人に減少傾向がみられたという結果が報告されています。
デュタスの副作用
デュタスはアボダート同様、副作用のリスクをともなう医薬品です。
主な症状については、性欲減退や勃起不全などの性機能関連のほか、女性化乳房症などが挙げられます。
ただし、いずれも軽症で済むほか、症状別の発症率も0.5%~4.7%と低いため、用法・用量を守って正しく服用するぶんには、さほど問題はないということができます。
デュタスの使用方法
デュタスは基本的に1日1錠(有効成分0.5mg)を服用します。
ただし、臨床研究の結果を見てもわかる通り、使用量を増やすことによってDHTの血中濃度低下の確率が上昇する場合があります。
服用量を増やせば、それだけ副作用のリスクも高まりますが、臨床試験では5mgの服用を半年間続けても副作用の報告がなかったという結果も出ています。
そのため、より高い効果を求める人は、体調を見ながら徐々に用量を増やすという選択肢もあります。
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