リアッププラスとは
リアッププラスとは、大正製薬より1999年に発売されたミノキシジル含有育毛剤「リアップ」の強力版です。
従来のリアップに、新たに3つの成分を加えることにより、さらにAGA(男性型脱毛症)における育毛・発毛そして脱毛予防に対して高い効果を発揮するようになっています。
リアッププラスの効果
リアッププラスの前身であるリアップは、国内のミノキシジル含有育毛剤の第一号として、1999年、大正製薬により開発・販売されました。
ミノキシジルは、もとは血管拡張剤の一種として、高血圧の人に処方されていた薬ですが、副作用として髪の育成を促す効果が見られたため、1980年代にアメリカにて育毛剤「ロゲイン」として発売されるようになりました。
現在では、AGA(男性型脱毛症)などの脱毛症に効果のある成分として、FDA(アメリカ食品医薬品局)にも認可されています。
毛髪を形成する毛母細胞を活性化させているのは毛根の中心部にある毛乳頭で、毛細血管を通して血中から栄養分を吸収し、毛母細胞に送っています。
そのため、血管が拡張し、血流が増加すると、そのぶん毛母細胞が活発となり、どんどん毛髪が生成されていきます。
これが、血管拡張作用を持つミノキシジルを発毛促進剤としているゆえんです。
このミノキシジルを1%含有しているのがリアップですが、ここに新たに酢酸トコフェロール、I-メントール、パントテニールエチルメーテルの3成分を加えることで、頭皮の健康を促進し、さらに育毛・発毛効果をアップさせたものがリアッププラスなのです。
- 酢酸トコフェロール・・・フケや余分な皮脂が酸化して過酸化脂質となるのを防ぎます。過酸化脂質は毛穴に詰まるとなかなか取れにくく、やがて毛穴を詰まらせ、頭皮に炎症を起こす原因となる物質です。
- I-メントール・・・頭皮のかゆみを抑制し、スーッとした清涼感を与えます。
- パントテニールエチルエーテル・・・ビタミンB5に分類されるパントテン酸により、毛母細胞に栄養を補給します。発毛促進効果に加え、頭皮の健康を促す効果があります。
リアッププラスの副作用
リアッププラスの主成分ミノキシジルには、わずかながら副作用のリスクが伴います。
主な症状としては、血管拡張作用による全身および顔の発汗や頭皮の湿疹などのほか、高血圧治療薬でもあるため、血圧を下げたりします。
いずれも発症率は全体の数%と低く、万一症状が起こっても軽微なもので済む可能性が高いですが、低血圧の人が使用すると血圧が下がりすぎるおそれがあるので、注意が必要です。
また、リアッププラスは男性専用の育毛剤なので、女性は使用できません。女性の場合は、女性専用のリアップであるリアップレディをご使用ください。
さらなる強力版リアップX5
リアップやリアッププラスはミノキシジル含有率1%となっていますが、現在ではさらなる発毛促進効果を発揮する5%含有のリアップX5が発売されています。
ミノキシジル配合濃度が高くなったことで、より強力な発毛効果が見られるようになり、臨床試験では93.6%の体験者に発毛促進効果が見られました。
リアップやリアッププラスよりさらに高い効果を求める人には、リアップX5の使用がおすすめです。ただし、同等の効果を求めるならロゲインを購入したほうが値段的には格安です。また、ロゲインのジェネリック医薬品であるカークランドはさらに激安です。
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