ヘアサイクル

誰の髪にも寿命があります。

伸びては抜け、抜けてはまた生えて、という過程を繰り返しているのです。これをヘアサイクル（毛周期）と言います。

基本的には、以下のように、成長期、退行期、休止期という三つの段階ををぐるぐると回っています。

■　頭部にあるヘアサイクルごとの髪の割合⇒成長期：退行期：休止期＝100：1：10

■　AGA（男性型脱毛症）の場合は、上記の健全なヘアサイクルが乱れ、短くなることによって生じています。本来なら2～6年の成長期を持つ髪が、数ヶ月～1年で成長期を終え、そのまま休止期（脱毛の季節）に入ります。髪が成長する前に脱毛が生じてしまうのです。ヘアサイクル全体が短くなり、どの毛も成長しないため、ほとんどの頭髪が産毛か細い毛となって地肌の見えやすい薄毛の状態になるのです。

■成長期の初期段階で髪が抜けるため、硬毛になる前の軟毛（やわらかい髪の毛）が抜け毛の特徴となります。逆に、健康な髪が休止期に抜ける場合、成長した髪らしく硬毛であり、毛根部分は膨れた球のような形をしているはずです。